2007年12月31日月曜日

おぼろづき、高値でも人気 店頭価格1割上昇 コシヒカリ逆転も

道産高級ブランド米「おぼろづき」が絶好調だ。従来の道産米になかった強い粘りと、柔らかな食感が受けている。全国的なコメ余りで本州産米の価格が昨年より二割程度下がる中、おぼろづきは品薄感も手伝い、逆に約一割上昇。店頭価格が全国的ブランド「新潟コシヒカリ」を上回る小売店が出ても、前年並みの売れ行きを維持している。
 おぼろづきは品種改良を重ね、二○○五年に販売を始めた「最高級」の道産米。今年の作付け面積は空知管内を中心に、昨年(約千七百ヘクタール)の約二倍に増やしたが、それでも道内全体の約3%と少なく、ほぼ全量が道内販売だ。
 小売店では昨年、発売後約四カ月で売り切れる人気だったため、今年は昨年より約一割高い店頭価格を設定した。
 札幌市東区のホクレンショップ四九条店は、年末商戦で「八十九」(おぼろづきのホクレン商品名)が五キロ二千二百円前後なのに対し、最も安い新潟コシヒカリは十キロ四千円前後。おぼろづきの方が高いが、「売れ行きは新潟コシヒカリの二倍近い」(同店)という。
 札幌市白石区の大手スーパーでも、おぼろづきが五キロ二千百八十円に対し、最も安い新潟コシヒカリは同千九百八十円と二千円を切っている。
 新潟コシヒカリはコメ余りの影響で、値下げしない従来方針を改めざるを得ず、おぼろづきの次に価格の高い道産米「ふっくりんこ」と、ほぼ同じ価格帯で販売する小売店も出ている。
 道産米人気は全国の注目も集め、新潟県の農協関係者が十二月中旬、ホクレン本所(札幌市中央区)、きたそらち農協(深川市)を視察。道産米の好調さの理由を探っていった。
 ホクレン米穀部は「高い評価はうれしいが、現在の価格を維持していくため、品質面などで、今まで以上に努力していきたい」と話している。

(北海道新聞より引用)

2007年12月26日水曜日

曽田異例3年契約 西谷は1850万円

5選手の契約更改交渉が25日、北海道フットボールクラブ(HFC)事務所で行われ、DF曽田雄志(29)が前回提示から100万円増の1800万円でサインした。MF西谷正也(29)は微増の1850万円でサイン。MF鈴木智樹(22)、MF上里一将(21)は500万円でサインしたが、期限付き移籍も希望した。FW相川進也(24)は50万円減の700万円を保留した。  曽田がヘディング日本一を誓った。“銭闘”を宣言していた曽田が2回目でサイン。そしてこの年齢では異例の3年契約。「だいぶ良くしてもらったんで、サインするだけでした」と提示額にも満足そうだ。札幌の強化部とは1回目の後にも電話で下交渉を行ってきただけに、条件にも不満はなさそうだ。  気持ちは来季に向いている。この日は交渉後、札幌ドームのジムで約2時間の自主トレを行った。「まず残留すること。周りからいい選手と思われるプレーをしたい」  持ち味はやはり高さ。日本代表の中沢(横浜M)、闘莉王(浦和)など、日本屈指のヘディングの強さを誇る2人にも、真っ向勝負を挑む。「楽しみです。J2でいくら大きい選手に勝っても何も言われない。いつもうまくいくわけじゃないけど、最善を尽くしたい」と頭では負けないことを誓った。  西谷も1850万円でサイン。「浦和とはやりたくない。ブーイングされるから(笑)」と冗談めかしたが、すでに20日からトレーニングを始めている。「けがをしないような体をつくりたい」と、好きな酒もしばらくは封印。J1への準備を着々と整えている。

(北海道新聞より引用)

2007年12月19日水曜日

重度外傷センター開設へ 札幌東徳洲会病院 ロシア企業、要請

医療法人の徳洲会グループ(本部・東京)は来年四月、札幌東徳洲会病院(札幌市東区)に、脳外科など重傷の救急治療を行う外傷センターを開設する。センター整備を進める同グループが、ロシアの政府系天然ガス会社「ガスプロム」の医療支援要請にも応じた計画。一般の救急患者のほか、サハリンからの救急患者も受け入れる予定だ。
 当面は現在の施設を利用し、来年五月から同病院隣接地に鉄筋コンクリート五階建て、延べ床面積四千平方メートルのセンター専用施設を増築。二○○九年春に移転する。新施設には初期治療室、準集中治療室、専用病棟(二十二床)を設ける。事業費は十億円以上の見込み。
 センター長は札幌徳洲会病院(同白石区)で、外傷医療を担当する土田芳彦医師が併任。脳外科や胸腹部外科などの応援を受け、六人程度の体制でスタートする。外来診療は行わず、移転後はスタッフを増員する計画。
 同グループは今年四月、札幌徳洲会病院に、主に手足のけがを治療する「北海道外傷・マイクロサージャリー(微小血管外科)センター」を開設。外傷患者を二十四時間受け入れ、治療からリハビリまで行う、道内初の施設だが、脳外科や心臓外科の専門医がおらず、重いけがにも対応するため、同病院の新築移転でセンター整備を計画していた。
 十一月にガスプロム社が、サハリンで進めている「サハリン2」などの天然ガス採掘現場で、けが人が発生した場合の収容先として、同グループに支援を要請。脳外科医などが常駐し、施設整備に時間がかからない札幌東徳洲会病院へのセンター設置を決めた。
 同グループは将来的に、サハリンなどロシア国内で同社が建設した医療施設の運営も要請されており、来年三月に同社と正式契約を結ぶ予定。
 同グループの能宗克行事務総長は「東徳洲会病院では、過去にもサハリンから地震被災患者を受け入れ治療した実績がある。センター整備で外傷医療のノウハウを蓄積し、ロシア人医師の外傷医療教育施設としても活用したい」と話している。

(北海道新聞より引用)

2007年12月14日金曜日

南るもい農協産「ななつぼし」を独占販売 イオン北海道

イオン北海道(札幌)は十四日から、今年の全国食味分析鑑定コンクール品種別部門で二年連続金賞に輝いた南るもい農協(留萌)産「ななつぼし」を独占販売する。同社は「地産地消のため高品質な道産米を積極的に販売していきたい」と話している。
 南るもい農協産「ななつぼし」は十一月下旬に島根県で開催された同コンクール「ななつぼし・つがるロマン・おぼろづき・ほしのゆめ」部門で、全国から出品された約百銘柄の中から大和納華(旭川)の「おぼろづき」とともに最高賞を獲得した。
 イオン北海道は「ポスフール」や「ジャスコ」など道内全三十店舗で取り扱い、十キロ三千二百八十円、五キロ千六百四十円で約十五トン販売する。昨年のコンクール総合部門で金賞に輝いた美唄産「おぼろづき」が札幌の百貨店などで完売しており、「南るもい農協産『ななつぼし』も数日で完売するのでは」と期待している。

(北海道新聞より引用)

2007年12月13日木曜日

1坪に広がる無限の世界 札幌のギャラリー好評

広さ一坪(三・三平方メートル)にも満たない小さなギャラリー「ニュースター」(札幌市中央区南三西七)の利用が好調だ。札幌軟石の壁が迫る狭い空間が、写真や美術など若手作家の発表の場となっている。
 ギャラリーは、築八十年を超える木造二階建ての一部を活用。同所で美容院「華宮(かみや)」を経営する金田敏晃さん(49)が「美容とは全く違うこともやってみたい」と、店舗横の勝手口部分を整備し七年前から貸し出している。
 三人も入ればいっぱいとなるスペースだが、歴史を刻んだ石壁自体が“アート”ともいえる独特の空間に、作品を持ち込む若者が絶えない。
 貸し出しは二週間単位で、無料。作品の売買も本人に任せている。「小さなギャラリーから、自分の世界をどう広げていくか考えてほしい」と金田さん。問い合わせは同美容院(電)011・281・2909(担当・渡辺さん)へ。

(北海度新聞より引用)

2007年12月12日水曜日

DC旭川が連覇、全国大会出場へ フットサル道大会

 フットサルの第13回全日本選手権道地域大会は8、9の両日、苫小牧市総合体育館で予選リーグと決勝トーナメントを行い、DC旭川が決勝でコリーダ・デ・トロス(札幌)を6-3で下し、2連覇を達成した。決勝に進んだ両チームは来年2月29日から神戸市などで行われる全日本選手権に出場する。

(北海道新聞より引用)

2007年12月10日月曜日

客引きVS道警 ぼったくり攻防激化 ススキノ

札幌・ススキノのぼったくり店の客引きが、警察の摘発を逃れようと、路上で客を誘った後、途中で別の客引きに引き継ぐ新たな手口を使い始めた。客をリレーすることで、安い料金を提示した最初の客引きと店が無関係なことを装うのが狙いだ。これに対して道警は、長期間の内偵で店の客引き全員を割り出して一網打尽にする手法で対抗。今年はすでに過去最高の五十人を逮捕しているが、忘年会シーズンに入り、店と警察の攻防は一段と激しくなっている。
 ぼったくり店の捜査は、客引きが店に客を連れ込んだところに捜査員が踏み込み、道ぼったくり防止条例を適用して店長や客引きらを現行犯逮捕するのが一般的だ。客引きは、不当な料金の提示から店に連れ込むまでが犯罪行為の前提となる。
 しかし、リレー方式では、最初に声をかけた客引きと実際に店に連れ込んだ客引きが違うため、最初の客引きが「どんな店に行ったのかは知らない」としらを切り、連れ込んだ客引きも「値段の交渉の中身は知らない」と主張することで、摘発を逃れる可能性がある。
 札幌中央署が十一月末に摘発した店の経営者の暴力団員と客引きら七人は、リレー方式に加えて、客が警察に届け出ないよう四万円程度の比較的少額を請求する「プチぼったくり」と呼ばれる手口を多用。店外の監視役が店を出た客に付きまとい、「この辺はこんな相場だよ」となだめたり、怒りが収まらない客に一部を返金し、警察への通報を巧みに防いでいた。
 こうした手口の巧妙化に、札幌中央署も新たな手法で対抗する。三カ月近い内偵で、ぼったくり店と関係する客引き全員を事前に特定した上で一斉に逮捕する「一網打尽方式」で、五日までに五十人を摘発。ススキノに昨春、十数店あったぼったくり店は、数店に減った。
 ただ、道警などによると、ぼったくり店の売り上げは月五百万円前後、客引きの月収も三十万-七十万円に上るとみられる。同条例の罰則は「一年以下の懲役または百万円以下の罰金」と比較的軽いため、「逮捕覚悟で稼ぐ者もいる」(捜査関係者)のが実態で、客引きと警察のいたちごっこは当分、続きそうだ。

(北海道新聞より引用)

2007年12月9日日曜日

札幌北洋HD、貸出金シェア30%目標 2013年3月期に

札幌北洋ホールディングス(HD)は、傘下の北洋、札幌両行合併後の新銀行について、二○一三年三月期の道内貸出金シェアの目標を○七年三月期より5ポイントほど高い30%に設定した。北海道経済が低迷する中、企業への提案型による貸出金拡大を目指す。
 同HDによると、両行の今年三月末の貸出残高は約四兆四千億円で、道内シェアは25・6%。道銀など他行の残高の合計、シェアとほぼ同じだ。
HDの数値は、両行の経営統合直前の○一年三月末に比べれば残高、シェアともに伸びているものの、道内経済に回復の兆しが見られない中でさらにシェアを伸ばし、経営基盤を確立することが必要と判断した。
 具体的には、約七百社を対象に、私募債の発行や債権流動化や協調融資など、多様な資金調達方法を提案。商談会なども積極的に展開して、企業のビジネス拡大を支援する。
 また、日本航空、全日空などとのマイル自動移行サービスなど、クレジット機能付きICキャッシュカード「クロバー」のサービス向上による個人客囲い込みを強化。住宅ローンなどの個人向け融資も精力的に進めることにしている。

(北海道新聞より引用)

2007年12月8日土曜日

コープさっぽろ、幕別出店計画を断念 福原が土地建物取得

生活協同組合コープさっぽろ(札幌)が出店を計画していた十勝管内幕別町札内の土地と建物を、ライバルの食品スーパー道内最大手アークス(札幌)傘下の福原(帯広)が五日までに取得した。出店を断念し「モラルも誠実さもない」と憤る同生協に対し、福原は「法的に問題ない」と強調。道内各地で激戦を繰り広げるスーパーグループ同士の確執が深まりそうだ。
 同生協が十勝管内三店舗目として出店を計画していたのは、住宅街が広がる国道38号沿いの好適地。商業施設として使われている鉄骨二階建ての一階部分で、店舗面積約二千五百平方メートル。来春から改装し、来秋開店予定だった。約百メートル離れた場所に福原の店舗があり、道内二大スーパーグループの激突が注目されていた。
 土地と建物は、同所でかつて営業していた地元スーパーのオーケー(十勝管内音更町)が所有。関係者によると生協は十月、土地・建物貸借の基本合意書をオーケーと交わし、手付金も払った。
 ところが、生協の出店計画が明らかになって以降、福原がオーケーに土地・建物の取得を打診し、このほど売買契約を結んだ。福原は取得額を明らかにしておらず、建物の利用については今後検討する。オーケーは生協から受け取った手付金を返し、基本合意書に基づき違約金も払ったという。
 生協は「合意書が一方的に破棄され、社会の常識を逸脱している」(開発本部)とし、怒りが収まらない。改装工事の設計などに掛かった費用をオーケーに請求するとともに、福原に直接抗議することも検討する。さらに、同地域で別の候補地も探す方針だ。
 一方、福原は「この地域で生協と共存はできない」と説明。地元流通関係者は「生協の合意にも甘さがあったのだろうが、福原のやり方にも驚いた」と話す。
 コープさっぽろは三月、コープ十勝を吸収合併したが、十勝管内の店舗は帯広市の二店だけで二○一○年までに複数の新規出店を目指している。福原は同管内で二十店以上を展開している。

(北海道新聞より引用)

2007年12月7日金曜日

コンサドーレ優勝記念セール

コンサドーレ札幌のJ2の優勝とJ1への昇格を記念したセールが札幌のデパートではじまりました。札幌の丸井今井本店ではじまった記念セール。デパ地下にはコンサドーレのユニフォームの色にちなんだ赤と黒のスイーツが並びました。一方、コンサドーレのオフィシャルショップではほとんどの商品が2割引きとあって多くのファンが記念のTシャツなどを買い求めていました。この記念セールは丸井今井の、札幌本店と道内各店で6日まで開かれています。

2007年12月6日木曜日

早川工務店が業務停止

札幌に本社を置く中堅のハウスメーカー早川工務店が資金繰りの悪化で業務を停止しました。背景には、法律の改正で建築確認が厳しくなったことも影響しているようです。札幌・豊平区の早川工務店本社には事態を知った取引業者などが駆けつけていましたが、社屋に人の気配はなく、入り口には、業務を停止する旨の告知が貼られていました。(取引業者)「潰れると思っていなかった。予兆は聞いていなかったので」早川工務店は狭い土地でも有効活用できる3階建て住宅の分譲でここ数年急成長をとげ、今年2月期の売り上げは48億円を記録しました。しかしその陰で土地購入のための借金も急増し、財務内容を圧迫したと見られています。もう一つの要因とされるのが耐震強度偽装事件を受けてことし6月に改正された建築基準法です。早川工務店が得意とする3階建て住宅の建築確認の審査も厳密になりました。そのため注文から着工までの時間がかかり、資金繰りが行き詰ったというのです。(東京商工リサーチ・立花克則部長)「(法改正による着工遅れでの破たんは)他の都府県では例があるが道内では初めてのケース。ハウスメーカーや工務店の中には受注を維持できず破たんするケースも出てくる」早川工務店は事業を継続するかどうかの判断は弁護士に委ねるとしています。

2007年12月5日水曜日

睡眠薬を飲ませ少女に性的暴行

15歳の少女に睡眠薬を飲ませ札幌のホテルに連れ込み性的暴行を加えた容疑で31歳の元暴力団員と16歳の少女が逮捕されました。男は、自分が経営していた札幌のデートクラブに所属していた15歳の少女に対し生意気なので、懲らしめようと思い暴行したと、容疑を認めているということです。

2007年11月7日水曜日

石狩通り魔事件、男に実刑判決

札幌と石狩市で女性が襲われた通り魔事件の裁判で、札幌地方裁判所は、無罪を主張した被告の男に実刑判決を言い渡しました。判決の決め手は、何だったのでしょうか。殺人未遂の罪に問われていた石狩市の山崎弘義被告(27歳)。山崎被告は、去年9月と10月、札幌・北区と石狩市で、帰宅途中の見知らぬ女性を殺害しようと、頭などを刃物で刺したとして、逮捕されました。動機は、交際していた女性に振られた腹いせだったと、一時は罪を認めた山崎被告でしたが・・・(山崎弘義被告)「現場にはいなかった。やってない」山崎被告は裁判の段階で、「自白は警察に強要された」などと無罪を主張したのです。迎えた今日の判決。(横内記者)「裁判の争点は、山崎被告が犯人かどうかに絞られました。裁判所が注目したのは、被告の車に残されていた血痕と、現場近くに乗り捨てられた自転車でした」札幌地裁は、血痕のDNAが被害女性のものと一致したことや自転車から山崎被告の指紋が見つかったことなどから、山崎被告の犯行と認めました。その上で、「あまりに身勝手で理不尽な犯行」と、山崎被告に懲役18年の実刑判決を言い渡しました。

2007年11月1日木曜日

消防士2人死亡「早い火の手にのまれ・・・」

想をはるかに超える早い火の手が、消火にあたっていた2人を飲み込みました。2人の消防士が命を落とした美唄市のビル火災ー。現場では、いったい何が起きていたのでしょうか?(佐藤賢治消防長)「2人の死を絶対に無駄にしないようお願致します」けさの美唄市消防本部ー。沈痛な面持ちの消防長、涙をこらえきれない隊員たちー。最前列には、2人の消防士の遺影がありました。信頼の厚かった北清幸司さん、そしていつも笑顔を絶やさなかった山岸信貴さんです。火事はおととい夕方、市の中心部で起きました。空きビルの3階から出火、火は建物全体を飲み込んで、4時間に渡って激しく燃え続けました。(現場にいた男性)「火は隣の靴屋も延焼している」ビルでは当時、看板の撤去作業が行われていました。火事の通報を受けて現場にいち早く駆けつけたのが、北清さんと山岸さんの消防隊でした。空気ボンベをつけた2人は建物の3階に駆け上がって、初期消火を開始ー。しかし、火は瞬く間に燃え広がって3階の床が焼け落ちました。2人も2階に落下して、ガレキの下敷きになったとみられています。死因は焼死でした。(美唄市消防署・清水史夫署長)「(別の隊員が)空気ボンベを着装して建物の中に戻ってきたとき2階までは行けたが3階には熱気で上がれなかった。私たちも経験したことがない急速な炎の拡大だった」わずか数分で拡大した火災ー。近くにいた住民が撮影した映像です。建物が激しい炎に包まれて、一瞬で崩れていきました。(金澤記者)「建物の奥側は増築されて鉄筋が残っているが、手前側は昭和初期に建てられた木造で、何も残っていない」現場では看板の撤去にあたっていた作業員を立ち合わせて、きょうも出火原因の調査が進められました。警察は、作業の際に使われていたバーナーの火が建物に燃え移ったとみています。

2007年10月31日水曜日

プレハブ全焼・男性死亡

きょう未明、札幌市白石区にあるプレハブ小屋で火事がありました。この火事で中にいたと思われる男性が死亡しました。火事があったのは、札幌市白石区川下の平屋型のプレハブ小屋で、午前1時半頃、付近にいた人から「煙が出ている」と通報がありました。火は1時間後に消し止められましたが、53平方メートルの内部を全焼しました。焼け跡から男性1人が死亡状態で発見されました。警察によりますとこの小屋には、男性1人が住んでいたことから、死亡したのは、この男性ではないかとみて、身元の確認を急ぐと共に、火の出た原因を調べています。

2007年10月24日水曜日

青い街路灯に"効果"

札幌・中央区の住宅街に青い「街路灯」が設置されました。ある"効果"があるそうです。取材しました。青い光に包まれた札幌・中央区の住宅街―きのう、道内で初めて青い街路灯が設置されました。(近所の人)「前よりはすごく明るく感じます」「普通のよりはいい。前は暗かった。安心して歩けます」明るくなったと住民から歓迎された青い街路灯ー。実は、犯罪の発生を抑える効果が期待できるといいます。一体、なぜなのでしょうか?(北大脳科学研究教育センター・川端康弘准教授)「青は空とか海の色で多少鎮静的でクールダウンする印象を与える」青色街路灯は去年、広島県・広島市の一部にも設置されました。青色に変えてから車上狙いやひったくりなどの犯罪発生件数が25件から7件に減ったという地元からの報告もあります。奈良県や愛知県などでも設置され、全国に広がっています。昨夜から導入した札幌・中央区の住宅街ではひったくりや空き巣などが今年は32件発生していて、町内会が、およそ60万円かけて青色街路灯の設置に踏み切りました。(西創成第3町内会・佐藤源五郎町内会長)「自分たちの身は自分で守るというような社会認識になっている。お金のことは言ってられない」ところで、「街路灯が青いと、犯罪を抑制する」という科学的根拠はあるのでしょうか。(北大脳科学研究教育センター・川端康弘准教授)「我々が色に対して持つイメージというのは、日常的な経験を通して学習されてきたもの。人によって違う印象をもつことも考えられる。実際に試してみないとわからない」青い街路灯が、住民の安全に一役買うことを願いながら町内会では今後、実際の効果を検証することにしています。

2007年10月17日水曜日

64歳女性はねられ死亡

網走市内できのう夕方、道路を横断中の女性が軽乗用車にはねられ死亡しました。事故があったのは、網走市北1条西2丁目の市道です。きのう午後5時過ぎ、道路を横断中の女性が、左から走ってきた軽乗用車にはねられました。この事故で、網走市の栗垣妙子さん(64歳)が病院に運ばれましたが、外傷性くも膜下出血で死亡しました。警察は、軽乗用車を運転していた網走市の31歳の作業員を自動車運転過失致傷の疑いで現行犯逮捕し、事故の原因を調べています。

2007年10月13日土曜日

自衛官が大麻使用で懲戒免職

札幌の陸上自衛隊・真駒内駐屯地の自衛官が大麻を使用していたとして、きょう付けで懲戒免職処分となりました。懲戒免職処分を受けたのは、陸上自衛隊・真駒内駐屯地の第11特化連隊に所属する21歳の男性自衛官です。この自衛官はことし7月、駐屯地内で実施された二度にわたる薬物検査で陽性反応が認められました。また、私物を検査したところ、大麻の吸引具がみつかり吸引具からは大麻の成分も検出されました。その後の調査で大麻使用の事実が認められた為、きょう付で懲戒免職処分となりました。

2007年10月6日土曜日

泊原発で消防訓練

今年の訓練は、緊迫感が漂いました。ボヤ騒ぎが相次ぐ北電泊原子力発電所で、消防訓練が行われました。訓練は、泊原発1号機の補助ボイラーの燃料タンクから出火したとの想定で自衛消防隊が、地元泊村の消防車と共に消火活動にあたりました。今年7月におきた新潟県中越沖地震で変圧器から出火した刈羽柏崎原発では、水が使えなかったり消防車の到着が遅れるなど想定外のケースに見舞われました。(北電泊原子力事務所・尾崎隆一広報課長)「色々な場面が想定されるので、対応できるよう訓練を続ける」泊原発では今年度中に化学消防車1台を導入、体制を強化することにしています

2007年10月1日月曜日

夕張応援でファッションショー

札幌の専門学校の学生が夕張を応援しようとチャリティファッションショーを開きました。札幌デザイナー学院ファッション学科の2年生が授業を通じて社会貢献しようと企画しました。作品には心をつなぐコレクトという統一ブランドが設定され、北海道をイメージさせるアースカラーを基調にした若い女性が買いたくなるワンピースやアクセサリーなど200点以上が出品されました。ファッションショーのあと出展作品は500円から3000円で販売されましたが、そのまま街を歩けると好評で次から次と売れ、学生たちも大喜びしていました。収益金は、夕張の「幸福の黄色いハンカチ基金」に寄付されるということです。

2007年9月29日土曜日

◆「白い恋人」来月下旬製造再開へ

賞味期限の改ざんなどの不祥事で操業を停止している石屋製菓が、再開に向けて「改善報告書」を提出しました。道と札幌市では、あす工場で内容を確認します。道庁を訪れた石屋製菓の島田俊平社長は、「改善報告書」を提出し、不祥事の原因として、"経営者に法律遵守の意識が欠けていた事"などを挙げて再発防止を約束しました。「改善報告書」は13ページで、「賞味期限を科学的根拠に基づいて定めること」。「返品は全て廃棄すること」など6項目が記されています。また同時に提示した「衛生管理マニュアル」には、これまで白い恋人の外箱にしか表示しなかった賞味期限を、菓子の袋ごとに印字する事や、汚染した時に原因が分かるよう、原料の搬入口と商品の搬出口を区別にする事などが掲げられました。石屋製菓ではあす 道と札幌市の工場視察を受け、10月下旬の操業再開を目指すことにしています

2007年9月28日金曜日

コンビニ強盗、映像公開

昨夜、札幌のコンビニエンスストアーに男が押し入り、店員を脅かして現金をおよそ10万円を奪って逃げる強盗事件がありました。事件があったのは、札幌・白石区東札幌4条6丁目の「サンクス東札幌4条店」です。きのう午後7時45分頃、男が店に押し入り男性店員をはさみで脅し、金を要求しました。店員が現金およそ10万円を渡すと、男は徒歩で逃げました。店員にケガはありませんでした。男は年齢が20歳から30歳くらいで、身長が170センチぐらい、紺色のパーカーを着て黒っぽいズボンと黒っぽいニットの帽子を身に着けていました。警察で逃げた男の行方を追っています。

2007年9月27日木曜日

揺らぐ"北海道ブランド"

食の安全を脅かす問題が相次いだことを受けて東京のデパートでは、「北海道物産展」の売れ行きが落ち込んでいます。道内の関係者には、危機感が強まっています。札幌市内のホテル。食の安全・安心についてのセミナーが開かれました。(山内記者)「セミナーの会場、主催者は当初200人程度を想定、400人以上入る会場はほぼ満席」(食品加工)(Q.相次いだ食品不祥事について)ついうっかりということはこれまであったがやる気でやると犯罪行為。そのような事があって驚いた」このセミナーを主催したのは、食の安全・安心を重点に掲げる道、そして、石屋製菓の再建を全面的に支援する北洋銀行。セミナーでは、道の担当者が石屋製菓などの不祥事を例にあげ、食品表示やJAS法、衛生管理のポイントなどを解説しました。しかし、これだけで会場が満席になるはずがはずがありません。(池袋東武百貨店・内田勝規さん)「どうもこんにちは、元気がないような感じがする」あいさつしたのは東京の東武デパートで北海道物産展を企画している内田さんです。北海道での食品不祥事が相次いだためかきのうからはじまった北海道物産展は、売り上げが去年よりも13%落ちこんだといいます。(池袋東武百貨店・内田勝規さん)「(Q.石屋製菓の不祥事について)道外の消費者が受けた(不祥事の)印象は道内よりも深いかもしれない」「"白い恋人を誰かに贈るか"と聞くと皆、無言になってしまう」先週、札幌で開かれた食品メーカーとの商談会にも訪れた内田さん。北海道の食品業界にこう、苦言を呈しました。(池袋東武百貨店・内田勝規さん)「まだまだ北海道は、"なあなあ"の部分がある。顧客の目線からみると工場の設備がだめなところはかなりある」「北海道のブランドはどんどん進化してステップアップすることを期待します」内田さんは、フォローすることも忘れませんでした。(食品製造)「いま北海道でおきている様々な食の問題に対関しては自分たちも気を引き締めたい」不祥事からの信頼回復は北海道の食品業界全体の課題なのだと、改めて感じました。

2007年9月26日水曜日

◆"八百長"に道議会抗議

道議会の議会運営について、鳥取県の片山善博前知事が、地方分権を話し合う委員会で「八百長」などと発言したことを受けて、道議会は委員会に対し、来週、申し入れ書を送ることを決めました。申し入れ書では、片山前知事の発言を非常に遺憾であるとして抗議しています。

2007年9月24日月曜日

泊原発1号機の原子炉停止

北電の泊原子力発電所1号機で、事故や災害の際に、原子炉を安全に停止させるために必要な非常用のディーゼル発電機が動かなくなったため、北電は1号機の原子炉を停止しました。北電によりますと、泊原発1号機に備えてある2台の非常用ディーゼル発電機が、2台とも動かない状態であることが、きょうまでに判り、北電では保安規定に基づき、明日の未明までに1号機の原子炉を停止する措置を取りました。ディーゼル発電機は、事故や災害の際に、原子炉を安全に停止させるために必要な電源を確保するための設備で、2台とも正常起動できない時は13時間以内に原子炉を停止させる必要があります。ディーゼル発電機が、なぜ起動できなくなったかは、まだ判っていないということです。

2007年9月22日土曜日

携帯式暖房機のキケン

こちらを、ご覧ください。キャンプや釣りなどで使われる携帯式の暖房機です。一般の家庭にあるカセットボンベが差し込まれていて、点火すると、この部分に火が付く仕組みになっています。冬のワカサギ釣りなど、手を温めるときに便利な商品ですが、使い方を、一つ間違えると大きな事故につながる恐れがあります。札幌市内のアウトドア専門店です。これからの季節に売れるというのがカセットボンベ式の暖房器具です。どの家庭にもあるカセットボンベで簡単に扱えるというのが、人気の理由です。(遊佐記者)「使い方はいたって簡単です。カセットボンベを差込みガスを出しながらスイッチを入れるだけです。思った以上に暖かさが広がっています。においもほとんどありません」しかし、その使い方によっては、事故も起きています。おととい、枝幸町のキャンプ場でテント内にいた男性2人が、一酸化炭素中毒で死亡しました。テントの中では、カセットボンベ式の暖房器具が点火されたままになっていました。持ち運びに便利なボンベ式の暖房機。しかし、これらは、すべて屋外用なのです。取扱説明書にも、車の中やテント内では使用しないようにと注意書きがあります。(マネージャー・玉置史郎)「どのメーカーも基本的に屋外用として販売。狭い空間やテント内で使用しないよう客に一声かけています」消防でも、重大な事故につながる恐れがあると警告します。(ガス保安係長・長縄徹さん)「狭いテントの中で使うと空気が無くなって酸欠状態にいたって一酸化中毒の発生が急速に起きるので室内での使用は絶対に止めてほしい秋の行楽シーズンを迎え、消防では誤った使い方をしないよう利用者に注意をよびかけています。

2007年9月15日土曜日

ホーマック株インサイダーで有罪判決

ホーマックなどの統合をめぐる株のインサイダー取引事件で、札幌地裁は関連会社の前社長に有罪判決を言い渡しました。判決によりますと、証券取引法違反の罪に問われたホーマック関連会社の前社長・山本英明被告は、2005年7月、ホーマックなど3社が経営統合するとの情報を得て、公表前にホーマックの株式3万5000株を、およそ4000万円で買い付けました。札幌地裁は、山本被告に対し懲役2年、執行猶予4年、罰金150万円、追徴金およそ5400万円を言い渡しました。

2007年9月5日水曜日

中古車ビジネスに捜査のメス

小樽とロシアの間の中古車ビジネスに捜査のメスが入りました。盗難車の密輸も半ば野放しにされてきたロシアとの中古車ビジネス。警察は全容解明に乗り出しています。(山内記者)「いま姿が見えました」送検されるロシア人の男たち。逮捕、送検されたのはロシア国籍のチェルカソフ・アレクサンドル容疑者ら3人です。調べによりますと3人はことし6月に、短期滞在のビザで日本に入国した上で、小樽市内の中古車販売店を拠点にロシア向けの中古車を解体するなどの作業をしていた、無許可活動の疑いです。(山内記者)「小樽港です、ロシアに向かう船に中古車が積まれています」90年代前半にはじまった小樽からロシアへの中古車の輸出台数は右肩上がりで、去年は2万1000台あまりと過去最高を記録しました。しかし、拡大しつづけるビジネスが犯罪の温床にもなっていました。10年あまりにわたって、盗難車の密輸が半ば野放しにされてきたのです。警察が取り締まりに本腰を入れはじめたのは5年ほど前から。2004年に摘発されたこのロシア船は月に1度、小樽に入港し盗難車を運んでいました。この船に、盗難車を乗せていたロシア人は、違法に滞在していたことを認めていました。(密輸をしていたロシア人)「(日本車のような)良い車はロシアで需要がある。短期のビザで来てビジネスをするのさ」つまり、違法に滞在するロシア人が盗難車の取り引きにも関わっていたのです。中古車ビジネスの闇の部分が明らかになった今回の事件。警察は、3人をさらに追及し、取り引きの全体像を炙り出す方針です。

2007年8月28日火曜日

道が食品安全推進本部

石屋製菓の賞味期限改ざん問題を踏まえ、道は、幹部職員を集め食の安全・安心の回復を目指すための対策会議を開きました。(高橋知事)「食の安全・安心の信頼構築には、長い努力が必要だが、失墜は一瞬に起こる」高橋はるみ知事は、会議でこのように述べ、信頼回復に向け一丸となって取り組むよう職員に訴えました。会議では、食品関係事業者に対し再発防止のため研修会を開催することや来月には緊急セミナーを開き食品期限表示の設定についてガイドラインを徹底するよう説明することにしています。

2007年8月25日土曜日

道内唯一の小児医療・療育施設が完成

出産前の胎児から一貫した治療や訓練などを行う道立の子ども総合医療・療育センターが札幌・手稲区に完成しました。落成式には高橋知事が訪れ、テープカットをして施設の完成を祝いました。「コドモックル」という愛称が名付けられた「子ども総合医療・療育センター」は先天性疾患がある胎児の出産や手足が不自由な児童のリハビリなど子供たちの総合的な治療や訓練などを行います。屋上には道内各地から迅速に患者を受け入れるためのヘリポートが完備されています。また、施設内の壁には楽しい絵が描かれるなど、子ども達に優しい配慮がいくつも施されています。コドモックルはベッド数215で来月1日に開設され、7日からは外来受け付けが始まります。

2007年8月17日金曜日

石水社長が“辞意”

道内でも有数の菓子メーカーを作り上げ、「カリスマ」ともうたわれた社長が、ついに辞意を表明しました。石屋製菓の石水社長はけさ、STVの取材に対し、一連の問題が解決した段階で社長を退く意向を明らかにしました。けさ7時すぎ、いつもより3時間早く出勤した石水社長は、STVの取材に対し、自らの進退をあきらかにしました。(石水勲社長)「やめるつもりです」「今やめるのが正しい責任の取り方かどうか問題ががかたづいてから辞めるのが男の仕事じゃないかと思う」工場を自主休業している石屋製菓では、きょう、白衣姿の従業員の姿が見られました。石水社長は、けさ従業員に対し、「一丸となって信用と安全を確保しよう」と話し、中には、涙を流す従業員の姿もあったといいます。ずさんな衛生管理が明るみになり、一気に地に落ちた、トップブランドへの信頼。改ざんがあった白い恋人の賞味期限の設定については次のように述べました。(石水勲社長)「科学的根拠も付け加えればよかった」「ウチらの賞味期限は官能検査と湿気そのふたつしかしてなかったのが問題だった」一方、道と札幌市保健所は、きょう、2度目の立ち入り検査に入りました。4か月のはずの白い恋人の賞味期限が在庫調整の目的で5か月ないしは6か月まで延長していたことが明らかになり、改めて、関係者から事情を聞いています。

2007年8月13日月曜日

ハンター襲ったクマ見つからず

様似町できのう、ハンターがヒグマに襲われ重傷を負いましたが、けさの捜索でも、ハンターを襲ったクマは見つかりませんでした。ヒグマに襲われたのは、様似町のハンター青柳多門さんです。青柳さんは、きのう午後6時頃、様似町の牧場付近でヒグマの駆除作業中にヒグマを見つけて発砲、逃げたヒグマを追いかけ林に入ったところ、頭や顔などを爪で切られる重傷を負いました。(通報者)「悲鳴が聞こえて(クマに)やられたなって。(青柳さんは)顔面を噛まれたか、ひっかかれたようだった)警察などが、けさから牧場付近を中心にヒグマの捜索を行いましたが、ヒグマは、見つかりませんでした。

2007年8月11日土曜日

スターチス出荷最盛期

道北の小平町の農家のハウスではブーケやドライフラワーに使われる「スターチス」の出荷が最盛期を迎えています。スターチスは、別名「ハナハマサジ」と呼ばれ花言葉は「永遠の愛」を意味します。日持ちが良いためブーケやドライフラワーとして人気があります。小平町住吉にあるこの農家のハウスでは4種類のスターチスを栽培していて、紫やピンク、それに黄色や混合色など可愛い花を咲かせています。ハウスの中では、家族や中国からの研修生も一緒になって10本を1束にまとめ、10束を1ケースにして、東京や大阪方面に出荷しています。

2007年8月8日水曜日

台風5号、北海道再上陸の恐れ

台風5号はあす、北海道に再上陸する可能性が出てきました。過去に同じようなコースを通った台風は、道内に被害をもたらしていて、大雨や強風に対する厳重な警戒が必要です。九州と西日本に上陸後、日本海に抜けた台風5号。台風は現在、日本海を北上していて、あすの日中北海道の日本海側に再上陸する恐れが出てきました。函館の隣り、七飯町のリンゴ農家はかつて収穫前のリンゴが被害を受けた経験から台風の接近に気を揉んでいます。しかし有効な手立てはありません。(リンゴ農家)「問題は風の強さ。あまり強くなければいいがそれを願うだけ…」8月の台風では、3年前に台風15号と16号が似たような進路をたどり北海道に接近、又は上陸しました。その際、道内では台風の進路の東側にあたった道南や太平洋側沿岸を中心に強風や大雨による大きな被害が出ました。(気象予報士・高野さん)「(04年の台風15号、16号は)太平洋側を通ったため局地的な大雨や強い風をもたらした。今回の台風5号は勢力は幾分弱まっているが土砂災害への警戒が必要」台風の接近に伴って、日本海側の南部と太平洋側の西部では1時間に50ミリの非常に強い雨が降る場所もあると予想されていて厳重な警戒が必要です。

2007年8月6日月曜日

漂白剤かけられる被害相次ぐ

いたずらではなく、警察は「事件」として捜査しています。札幌中心部で女性が漂白剤と見られる液体をズボンやスカートに吹きかけられる被害がわかっているだけで16件起きています。警察では同一犯による器物損壊事件とみて捜査しています。被害にあった女性の写真です。腰のあたりが白くなっています。(長田記者)「被害にあった人はいずれも後ろからスプレーのようなものを使って、漂白剤を吹きかけられたと見られています」札幌中央署には同じような被害がこれまでに16件寄せられています。いずれも被害者が女性、場所は札幌市中心部で起きています。6月下旬には、大通公園で開催されたイベントの会場でー、大通駅近くのデパートの地下食品売場でも被害が出ています。警察では器物損壊事件として捜査を始めました。いずれも手口が似ていることから、同じ容疑者による犯行と見ています。あすからは南5条通りなどで「すすきの祭り」が始まることから、パトロールを強化する方針です。

2007年7月25日水曜日

旭実、駒大岩見沢が決勝へ 高校野球の地方大会

 第89回全国高校野球選手権大会の北北海道大会第6日は準決勝2試合を行い、駒大岩見沢は3-1で中標津を下し、南大会時代を含めて8年ぶり6度目の決勝進出を決めた。
 旭実は10安打で10点を奪う猛攻で、2年連続で夏の甲子園出場を狙う白樺に10-0でコールド勝ちした。旭実は6年ぶり4度目の決勝進出。20日の決勝で駒大岩見沢は9年ぶり3度目、旭実は8年ぶり3度目の甲子園出場をかけて戦う。
 南北海道大会第4日は準々決勝の残り2試合を行い、4強が出そろった。函工は後半に3点差をひっくり返す粘りを見せて5-4で立命館慶祥を下し、6年ぶりの準決勝進出。札南は七回に大量点を奪って5-2で札日大高に逆転勝ちし、3度目の優勝を果たした2000年以来、7年ぶりに4強入りを果たした。20日は休養日で、21日の準決勝は北海学園札幌と駒大苫小牧、函工と札南がそれぞれ対戦する。
 鹿児島は鹿児島商と神村学園が4強入り。4年連続出場を目指す青森山田(青森)や、仙台育英(宮城)PL学園(大阪)などは順当に勝ち上がったが、2年連続の代表を狙った延岡学園(宮崎)は3回戦で敗れた。
(北海道新聞より引用)

2007年7月18日水曜日

選挙報道要請*放送への露骨な圧力だ

 これは要請ではなく、圧力ではないか。政府の強権ぶりには驚かされる。
 参院選が公示されたその日、総務省は全国の放送局の役員や幹部を呼び出し、候補者の当落報道を慎重に行うよう要請した。
 国政選挙に当たっては十年ほど前から、全国約二百の放送局に慎重報道の「要請書」を郵送してきた。
 今回はやり方を変えた。放送局の役員または代理人が、総務省や各地の総合通信局に出向くことを求め、そこで要請書を手渡したのだ。
 一部の放送局は呼び出しに応じず、郵送で受け取ったようだが、大半は受け入れた。札幌でも民放のテレビ五社、ラジオ三社の計八社が呼び出しに応じ、半数の社は役員が足を運んだ。
 要請書は「当選確実の放送等を慎重かつ正確に行い、放送に対する国民の信頼にこたえるよう」としている。
 呼びつけたのは当落の誤報が増えているためだ、と総務省は説明する。
 これまでの選挙では、誤報は全国で数件にすぎなかったが、二年前の総選挙で二十数件に急増したという。
 しかし、この「呼び出し」は、明らかな行き過ぎだ。
 政府に言われるまでもなく、誤報を防ぐのは放送局には、当たり前のことである。
 放送法は第三条で、「放送番組は法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、または規律されることがない」と、放送の自由をうたっている。
 当落報道は、報道機関である放送各社が、それぞれの判断で行っている。誤報をした場合に訂正する責任は、放送局が全面的に負っている。
 ここで政府が口出しする必要は全くない。
 たしかに最近の選挙報道では、投票終了直後から「当選確実」を流すことが増えている。出口調査の強化で当落判定の精度が上がった面もある。
 これで誤報が増加しているとしても、どこまで速報を重視するかは、放送局と視聴者、つまり社会が折り合いをつける問題だろう。
 安倍晋三政権の発足後、放送に対する政府の介入姿勢が目立っている。
 菅義偉総務相は昨年、NHKに対して、拉致問題を国際放送で重点的に取りあげるよう放送命令を出した。
 先の国会に提出した放送法改正案は継続審議となったが、改正案には捏造(ねつぞう)番組を流した放送局への「行政処分」を盛り込んだ。菅総務相はこれを「抜かずの宝刀」と呼んだ。
 国が放送ににらみをきかせる-。今回の呼び出しにも同じ発想がうかがえる。
 「業界内のこと」「些細(ささい)なこと」のように見えるが、これを許すことが表現の自由を脅かすことにつながる。

(北海道新聞より引用)

2007年6月30日土曜日

「母と子の像」無残 いたずら悪質 札幌・中島公園

中央区の中島公園内で、札幌ゆかりの彫刻家が手がけたコンクリート像「母と子の像」がいたずらされているのが二十九日、見つかった。母子の目のあたりを花火で焦がしたとみられる。同公園の指定管理者「さっぽろパークマネージメントグループ」は「あまりにもひどい」と憤り、三十日にも被害届を出す方針だ。
 像は彫刻家山内壮夫(一九○七-七五年)の作品。高さ百十五センチで、六一年ごろ設置された。
 被害は二十九日午後一時ごろ、管理事務所職員が発見。近くに花火の袋や燃えかすが散乱していた。管理事務所によると、早朝に園内を散歩していた近くの女性が見た時は、目のくぼみなどに数本の花火が突き刺さっていた。女性は見かねて取り外したという。
 近くにある山内の別の作品「笛を吹く少女」も目の部分が焦げていた。
 「母と子の像」へのいたずらはこれが初めてではない。札幌まつり最終日の翌十七日朝には倒れた状態で見つかり、管理事務所がトラックに搭載したクレーンで元に戻した。像自体は壊れていなかったため、被害届の提出は見送った。
 しかし相次ぐ悪質ないたずらに対し、同管理者は今回、断固とした対応をとることを決めた。坂下貢・管理事務所長は「信じられない。度を超している」と憤り、像の復元を図るほか、警察に巡回強化を要請する意向だ
(北海道新聞より引用)

2007年6月21日木曜日

監視

防衛省幹部の中にさえ「やりすぎだ」「戦前の憲兵隊と同じだと誤解されても仕方がない」とため息をついた人がいたそうだ。自衛隊が市民活動を監視しているという「内部文書」を、暴露した共産党のホームページで見た▼これではため息も出るわけだ。「デパート前に四十人。キャンドル、ハーモニカを持ってイラク派遣反対を訴え」(小樽)。「集会参加は百五十人。『イラクには非戦闘地域はない』と講演」(札幌)。道北の小さな教会が開いた催しまで調べている▼情報保全隊が全国で行ったものらしい。イラクに最初に派遣されたのは旭川の陸自第二師団だから、活発だった道内の運動に関する記述が多い。参加者の顔がわかる写真も撮影されていた▼調査の方法も、単に街頭宣伝をわきで見ていたという次元ではない。集会の中にまで入り込んで、発言を記録した形跡がある。これを組織的、系統的に資料としてまとめていた▼集会を開けば自衛隊から調べにくる。発言すればメモされるらしい。そんな事態が常態化すれば、大きな圧力になるだろう。言論や集会の自由が窒息してしまう。市民団体などが監視と受け止めるのは当然である▼自衛隊は何を守る組織だったのか。国民を、自由や民主主義を守ると宣伝してきたのではなかったか。まさか、イラク派遣に反対する自由など守るに値しない、というわけではあるまい。

(北海道新聞より引用)

2007年6月14日木曜日

ブルーノ、攻守に存在感

 腰痛で3試合ぶりに復帰したブルーノクアドロスが攻守にわたる活躍を見せた。お立ち台では「得点できたのも、けがが早く回復したのも神様のおかげ」と大喜びした。  得点は、FKのロングボールに頭で合わせたが、バーにはじかれた球は自分の前に。「頭でいくか、足でいこうか迷ったが、決められてよかった」と最後は倒れ込みながら決めた。昨季までJ1で2季在籍したC大阪時代を含めて、うれしいJリーグ戦初ゴールだ。  守備では、京都のパスを再三インターセプト。身長184センチの高さと当たりの強さを生かして攻めをはね返した。腰の痛みを感じさせないプレーは完全復帰といえる。  ゴール後、観客席に向けて両腕でかごをつくり大きく揺する「揺りかごダンス」を見せた。札幌に住む妻のシンチアさんが8月に女児を出産する予定。わが家では毎日おなかをさすり、「元気ですか」と声をかける優しい夫の顔になる。道産子となる長女には「エステール」(ポルトガル語で星の意味)と名付けるつもりで、誕生を心待ちにする。  チームでは日本語がうまく、今季ブラジルから来日したカウエとダビの兄貴分。「日本人選手には『プロとは』、外国人には『助っ人の役割』を教えてくれる大切な存在」(三上強化部長)でもある。  ファンには「北海道のみなさんの応援がなければ連勝はできなかった。みなさんと一体になって勝ち続けていきたい」と呼びかけた。好調な札幌の中核を担っている。

(北海道新聞より引用)

2007年6月11日月曜日

札幌で浴衣商戦 今年は伝統回帰 白や紺、定番色が中心

 札幌市内の百貨店やファッションビルで浴衣商戦がスタートした。若者らに浴衣が見直されているため日常的な外出着として着られる落ち着いた色柄が今年の特徴だ。
 丸井今井札幌本店は浴衣コーナーを約二百十平方メートルに拡張し、約千着の取り扱いを始めた。昨年は襟や袖にレースなどをあしらった派手な商品も多かったが、今年は白、黒、紺といった伝統色を中心にすえた。大沢尚子アシスタントセールスマネジャーは「デートや外出にも着られる普段着としての浴衣に力を入れたい」と話す。
 札幌西武も水着コーナーと隣接した「ゆかたセンター」で約五百着を展開する。これまでカラフルなタイプが人気だったが、昨年から落ち着いた色合いが人気で今年もその傾向が続く見込み。さらに、帯締めや足袋をプラスすることで、「ワンランク上の外出着として、着物風の着こなしを提案したい」(広報担当者)という。価格帯は二万六千円から三万円が中心だ。
 一方、札幌パルコは一万円前後の商品がメーン。期間限定ショップ「こいこりん」では、浴衣の上下が分離し、簡単に着られるセパレートタイプが人気。ショップを経営するアパレル大手の三愛は「しわになりにくいので旅行にも気軽に持って行ける」とPRしている。
 他の百貨店も六月に入り、売り場を本格展開する予定だ。

(北海道新聞より引用)

2007年6月7日木曜日

再生目指しサクラなど植樹 大黒摩季さんも参加

 【夕張】財政再建団体となった夕張市に二万本のサクラやモミジを植え、地域再生を図る「しあわせの桜ともみじ」プロジェクトが二十五日スタートし、市内の石炭の歴史村公園内で記念植樹会が行われた。藤倉肇市長や高橋はるみ知事のほか、札幌出身で歌手の大黒摩季さんも参加、新曲「桜ごころ」を初披露した。
 事業は、家具インテリアチェーン大手の「ニトリ」(札幌、似鳥昭雄社長)が企画。計画によると、二○一一年度までにサクラとモミジをそれぞれ一万本植える。本年度はサクラ三千本とモミジ千本を同公園周辺に植える。初日は千三百本を市民らが植え、それぞれ記念のネームプレートをつけた。
 藤倉市長は「サクラとモミジが夕張に夢を希望を与えてくれた」とあいさつ。六月三日には夕張市内で、女優の吉永小百合さんらによる植樹会も行われる。

(北海道新聞より引用)

2007年6月6日水曜日

「藤倉流」訴え奔走 新市長就任1カ月 制約痛感、活動手探り 積極性はアピール

 【夕張】財政再建団体・夕張市の藤倉肇市長が二十七日、就任一カ月を迎えた。札幌の会社経営者から古里の再建に立ち上がっただけに、市役所内では「株式会社夕張」を合言葉に問題の迅速処理を掲げる一方、市民にも「自立」を説く日々だ。ただ十八年に及ぶ再建計画の内容は厳しく、「藤倉流」の民間手法には課題も多い。
 この一カ月で最大の懸案は副市長選びだった。最終的に十五日の市議会で、羽柴和寛前財政部長の選任同意を取り付けたものの、市の不適切な会計処理の責任者の一人とあって、羽柴氏本人は何度も固辞。市長周辺からも「民間市長の改革色が見えなくなる」と反対の声が上がった。
 市長自身、他薦も含む外圧の大きさに、「要請は取りやめ」と周囲に漏らす局面もあった。しかし議会直前の十四日朝、「自分の意志をあくまで通したい」と最後の説得に乗り出し、羽柴氏を口説き落とした。「断固実行」の見本例だった。
 八日の老人クラブ連合会総会では、あいさつで「みなさんの財産がほしい」といきなり切り出し、九十人の出席者を驚かせた。再建で苦しい市に対し、六月二十二日から始まる「再生市民会議」に出席し、知恵や経験の提供をと呼びかける趣旨だった。市長自身は「企業の社長なら、(あいさつで)冗談を言うのは当たり前」と言う。
 旧夕張北高の同級生である後藤健二前市長が、市役所出身らしく、手堅い行政マンぶりを見せていたのとは対照的に、藤倉市長は「行政も金もうけが必要」と言い切る行動派だ。社長時代の知人であるタレント日高晤郎さんや経済人など来客も多く、時には昼の弁当を抜くこともある。
 こんな様子に、同市内の六十代の会社社長は「後藤さんと違い、いつも飛び回っている。良いこと」と評価する。ただ、「再建計画で何もできない市長像を、無理に壊そうとしている面も見える」と、市長の思いと現実の乖離(かいり)を指摘する。
 出張旅費がない現実を怒った二十四日の記者会見についても、市民からは「立候補前から分かっていたことでは」と冷めた反応も出ている。こんな住民の思いをどう一つにまとめ、再建計画の着実な実行を求める国や道に伝えていくか。「夕張のセールスマン」(市長)の真価が問われそうだ。

(北海道新聞より引用)

2007年6月3日日曜日

道「対応に過失ない」 教諭性的暴行訴訟 地裁初弁論

 中学時代に約一年半にわたり、三十代の男性教諭=児童福祉法違反の罪などで服役中=から性的暴行を受けた道東在住の十代女性と両親が、元教諭と当時の校長、道、地元自治体に対し、約一億五百万円の損害賠償を求めた民事訴訟の第一回口頭弁論が二十四日、札幌地裁(阿部雅彦裁判官)であった。被告側はいずれも請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
 被告側のうち、道は答弁書で「国家賠償法に基づく元教諭への使用者責任は否定しないが、事件をめぐる道の対応に過失はなかった」などと主張した。
 訴えによると、女性は自宅や学校内で元教諭から繰り返し性的暴行を受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になった。

(北海道新聞より引用)

2007年6月1日金曜日

ドームにて

北海道日本ハムと巨人の対戦を見に札幌ドームに行った。外野席に座って周囲を眺める。巨人を応援するオレンジ色が目に付いたのは、ライト側三分の一ほどの席だけだ。残りは、日本ハムを応援する観客でおおむね埋まっていた▼日本ハム移転前の二○○三年、道民に最も好きな球団を尋ねた調査がある。巨人が49%を占めて、日本ハムは1%だった。変われば変わるものだ。ただ、巨人に移籍した小笠原選手へのブーイングは、それほど激しくないように聞こえた。なお親愛の思いはある▼ドームで今も信念を貫く巨人党は筋金入りだろう。日本ハムにはいわば「にわかファン」も少なくない。成績が振るわない今季は、ストレスをためている人が多いのではないか▼じれるのは早い。昨年、交流戦が終わった六月下旬の時点では36勝35敗、首位に5ゲーム差の4位だった。球宴が終わって以降、本拠地で20勝3敗、勝率8割7分と常勝球団になってゆく▼今季快調なソフトバンクは一九八九年に福岡に移転した。何年もBクラスからはい上がれず、ファンが王監督のバスに卵をぶつけたこともある。日本一になったのは十一年目だ▼日本ハムは、移転後三年で優勝したことが奇跡だった。勝負の世界は順風ばかりではない。逆風のとき、どれだけ声援を送れるかでチームの力も変わる。その積み重ねが、筋金入りの応援になるのだろう。

(北海道新聞より引用)

2007年5月31日木曜日

1日移転の有朋高でシックハウス 札幌

 一日に新築移転した単位制、通信制の道立有朋高校(久野政人校長、札幌市北区)の新校舎で、生徒二人が頭痛などの不調を訴え、シックハウス症候群と診断されていたことが二十二日、分かった。学校は原因究明のため調査しているが、原因物質や個所は特定されておらず、換気をしながら授業を続けている。
 道教委などによると、同校は移転後の七日から生徒の登校を開始。八日に単位制の男子生徒(18)と女子生徒(18)が頭痛や「気分が悪い」などと訴え、病院で診察を受け、シックハウス症候群と診断された。七日以降、気分の悪さを訴えた生徒はほかにも複数いた。
 一日の利用開始以前に行った検査では、ホルムアルデヒドなどシックハウスを引き起こす化学物質は国の基準値以下だった。その後備品が納入されたパソコンの実習室で、十四、十五日にホルムアルデヒドなど六種類の検査を行ったが、いずれも基準値を下回った。
 生徒の診断を受け、十八日から二十日まで体育館など校内の二十九カ所で追加検査を実施。二十五日に結果が出る予定だ。道教委学校安全・健康課は「発生源を特定し、対応を検討したい」と話している。

(北海道新聞より引用)

2007年5月30日水曜日

花で食で春満喫 アワビ2万個ペロリ 熊石旅行村

【八雲】第十三回熊石あわびの里フェスティバル(同実行委員会主催)が二十日、熊石青少年旅行村で開かれ、観光客や町民らがアワビ二万個をたいらげた。
 天候に恵まれたこの日、札幌などから計十三台の観光バスも続々会場入り。ステージでは、郷土芸能「奇岩雲石太鼓」と熊石第二中の生徒らによる「相沼奴(あいぬまやっこ)」に続き、大島信一・江差信金熊石支店長扮(ふん)する「殿様」へのアワビ献上儀式が行われた。アワビのつかみ捕り、アワビなどが当たるもちまきやビンゴなどのゲームも来場者を喜ばせた。
 会場ではアワビ丼やアワビラーメン、八雲地区から運ばれたホタテ焼きなどの販売に長い列ができた。焼き台コーナーでは、ヤエザクラの下で、新鮮なアワビやエゾバカガイなどの食材を炭火焼きし、ビールとともに楽しむ人たちでにぎわった。

(北海道新聞より引用)