一日に新築移転した単位制、通信制の道立有朋高校(久野政人校長、札幌市北区)の新校舎で、生徒二人が頭痛などの不調を訴え、シックハウス症候群と診断されていたことが二十二日、分かった。学校は原因究明のため調査しているが、原因物質や個所は特定されておらず、換気をしながら授業を続けている。
道教委などによると、同校は移転後の七日から生徒の登校を開始。八日に単位制の男子生徒(18)と女子生徒(18)が頭痛や「気分が悪い」などと訴え、病院で診察を受け、シックハウス症候群と診断された。七日以降、気分の悪さを訴えた生徒はほかにも複数いた。
一日の利用開始以前に行った検査では、ホルムアルデヒドなどシックハウスを引き起こす化学物質は国の基準値以下だった。その後備品が納入されたパソコンの実習室で、十四、十五日にホルムアルデヒドなど六種類の検査を行ったが、いずれも基準値を下回った。
生徒の診断を受け、十八日から二十日まで体育館など校内の二十九カ所で追加検査を実施。二十五日に結果が出る予定だ。道教委学校安全・健康課は「発生源を特定し、対応を検討したい」と話している。
(北海道新聞より引用)
2007年5月31日木曜日
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