札幌市内の百貨店やファッションビルで浴衣商戦がスタートした。若者らに浴衣が見直されているため日常的な外出着として着られる落ち着いた色柄が今年の特徴だ。
丸井今井札幌本店は浴衣コーナーを約二百十平方メートルに拡張し、約千着の取り扱いを始めた。昨年は襟や袖にレースなどをあしらった派手な商品も多かったが、今年は白、黒、紺といった伝統色を中心にすえた。大沢尚子アシスタントセールスマネジャーは「デートや外出にも着られる普段着としての浴衣に力を入れたい」と話す。
札幌西武も水着コーナーと隣接した「ゆかたセンター」で約五百着を展開する。これまでカラフルなタイプが人気だったが、昨年から落ち着いた色合いが人気で今年もその傾向が続く見込み。さらに、帯締めや足袋をプラスすることで、「ワンランク上の外出着として、着物風の着こなしを提案したい」(広報担当者)という。価格帯は二万六千円から三万円が中心だ。
一方、札幌パルコは一万円前後の商品がメーン。期間限定ショップ「こいこりん」では、浴衣の上下が分離し、簡単に着られるセパレートタイプが人気。ショップを経営するアパレル大手の三愛は「しわになりにくいので旅行にも気軽に持って行ける」とPRしている。
他の百貨店も六月に入り、売り場を本格展開する予定だ。
(北海道新聞より引用)
2007年6月11日月曜日
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