2007年6月14日木曜日

ブルーノ、攻守に存在感

 腰痛で3試合ぶりに復帰したブルーノクアドロスが攻守にわたる活躍を見せた。お立ち台では「得点できたのも、けがが早く回復したのも神様のおかげ」と大喜びした。  得点は、FKのロングボールに頭で合わせたが、バーにはじかれた球は自分の前に。「頭でいくか、足でいこうか迷ったが、決められてよかった」と最後は倒れ込みながら決めた。昨季までJ1で2季在籍したC大阪時代を含めて、うれしいJリーグ戦初ゴールだ。  守備では、京都のパスを再三インターセプト。身長184センチの高さと当たりの強さを生かして攻めをはね返した。腰の痛みを感じさせないプレーは完全復帰といえる。  ゴール後、観客席に向けて両腕でかごをつくり大きく揺する「揺りかごダンス」を見せた。札幌に住む妻のシンチアさんが8月に女児を出産する予定。わが家では毎日おなかをさすり、「元気ですか」と声をかける優しい夫の顔になる。道産子となる長女には「エステール」(ポルトガル語で星の意味)と名付けるつもりで、誕生を心待ちにする。  チームでは日本語がうまく、今季ブラジルから来日したカウエとダビの兄貴分。「日本人選手には『プロとは』、外国人には『助っ人の役割』を教えてくれる大切な存在」(三上強化部長)でもある。  ファンには「北海道のみなさんの応援がなければ連勝はできなかった。みなさんと一体になって勝ち続けていきたい」と呼びかけた。好調な札幌の中核を担っている。

(北海道新聞より引用)

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