2007年11月1日木曜日
消防士2人死亡「早い火の手にのまれ・・・」
想をはるかに超える早い火の手が、消火にあたっていた2人を飲み込みました。2人の消防士が命を落とした美唄市のビル火災ー。現場では、いったい何が起きていたのでしょうか?(佐藤賢治消防長)「2人の死を絶対に無駄にしないようお願致します」けさの美唄市消防本部ー。沈痛な面持ちの消防長、涙をこらえきれない隊員たちー。最前列には、2人の消防士の遺影がありました。信頼の厚かった北清幸司さん、そしていつも笑顔を絶やさなかった山岸信貴さんです。火事はおととい夕方、市の中心部で起きました。空きビルの3階から出火、火は建物全体を飲み込んで、4時間に渡って激しく燃え続けました。(現場にいた男性)「火は隣の靴屋も延焼している」ビルでは当時、看板の撤去作業が行われていました。火事の通報を受けて現場にいち早く駆けつけたのが、北清さんと山岸さんの消防隊でした。空気ボンベをつけた2人は建物の3階に駆け上がって、初期消火を開始ー。しかし、火は瞬く間に燃え広がって3階の床が焼け落ちました。2人も2階に落下して、ガレキの下敷きになったとみられています。死因は焼死でした。(美唄市消防署・清水史夫署長)「(別の隊員が)空気ボンベを着装して建物の中に戻ってきたとき2階までは行けたが3階には熱気で上がれなかった。私たちも経験したことがない急速な炎の拡大だった」わずか数分で拡大した火災ー。近くにいた住民が撮影した映像です。建物が激しい炎に包まれて、一瞬で崩れていきました。(金澤記者)「建物の奥側は増築されて鉄筋が残っているが、手前側は昭和初期に建てられた木造で、何も残っていない」現場では看板の撤去にあたっていた作業員を立ち合わせて、きょうも出火原因の調査が進められました。警察は、作業の際に使われていたバーナーの火が建物に燃え移ったとみています。
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