札幌北洋ホールディングス(HD)は、傘下の北洋、札幌両行合併後の新銀行について、二○一三年三月期の道内貸出金シェアの目標を○七年三月期より5ポイントほど高い30%に設定した。北海道経済が低迷する中、企業への提案型による貸出金拡大を目指す。
同HDによると、両行の今年三月末の貸出残高は約四兆四千億円で、道内シェアは25・6%。道銀など他行の残高の合計、シェアとほぼ同じだ。
HDの数値は、両行の経営統合直前の○一年三月末に比べれば残高、シェアともに伸びているものの、道内経済に回復の兆しが見られない中でさらにシェアを伸ばし、経営基盤を確立することが必要と判断した。
具体的には、約七百社を対象に、私募債の発行や債権流動化や協調融資など、多様な資金調達方法を提案。商談会なども積極的に展開して、企業のビジネス拡大を支援する。
また、日本航空、全日空などとのマイル自動移行サービスなど、クレジット機能付きICキャッシュカード「クロバー」のサービス向上による個人客囲い込みを強化。住宅ローンなどの個人向け融資も精力的に進めることにしている。
(北海道新聞より引用)
0 件のコメント:
コメントを投稿