2007年12月6日木曜日
早川工務店が業務停止
札幌に本社を置く中堅のハウスメーカー早川工務店が資金繰りの悪化で業務を停止しました。背景には、法律の改正で建築確認が厳しくなったことも影響しているようです。札幌・豊平区の早川工務店本社には事態を知った取引業者などが駆けつけていましたが、社屋に人の気配はなく、入り口には、業務を停止する旨の告知が貼られていました。(取引業者)「潰れると思っていなかった。予兆は聞いていなかったので」早川工務店は狭い土地でも有効活用できる3階建て住宅の分譲でここ数年急成長をとげ、今年2月期の売り上げは48億円を記録しました。しかしその陰で土地購入のための借金も急増し、財務内容を圧迫したと見られています。もう一つの要因とされるのが耐震強度偽装事件を受けてことし6月に改正された建築基準法です。早川工務店が得意とする3階建て住宅の建築確認の審査も厳密になりました。そのため注文から着工までの時間がかかり、資金繰りが行き詰ったというのです。(東京商工リサーチ・立花克則部長)「(法改正による着工遅れでの破たんは)他の都府県では例があるが道内では初めてのケース。ハウスメーカーや工務店の中には受注を維持できず破たんするケースも出てくる」早川工務店は事業を継続するかどうかの判断は弁護士に委ねるとしています。
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