2007年9月5日水曜日
中古車ビジネスに捜査のメス
小樽とロシアの間の中古車ビジネスに捜査のメスが入りました。盗難車の密輸も半ば野放しにされてきたロシアとの中古車ビジネス。警察は全容解明に乗り出しています。(山内記者)「いま姿が見えました」送検されるロシア人の男たち。逮捕、送検されたのはロシア国籍のチェルカソフ・アレクサンドル容疑者ら3人です。調べによりますと3人はことし6月に、短期滞在のビザで日本に入国した上で、小樽市内の中古車販売店を拠点にロシア向けの中古車を解体するなどの作業をしていた、無許可活動の疑いです。(山内記者)「小樽港です、ロシアに向かう船に中古車が積まれています」90年代前半にはじまった小樽からロシアへの中古車の輸出台数は右肩上がりで、去年は2万1000台あまりと過去最高を記録しました。しかし、拡大しつづけるビジネスが犯罪の温床にもなっていました。10年あまりにわたって、盗難車の密輸が半ば野放しにされてきたのです。警察が取り締まりに本腰を入れはじめたのは5年ほど前から。2004年に摘発されたこのロシア船は月に1度、小樽に入港し盗難車を運んでいました。この船に、盗難車を乗せていたロシア人は、違法に滞在していたことを認めていました。(密輸をしていたロシア人)「(日本車のような)良い車はロシアで需要がある。短期のビザで来てビジネスをするのさ」つまり、違法に滞在するロシア人が盗難車の取り引きにも関わっていたのです。中古車ビジネスの闇の部分が明らかになった今回の事件。警察は、3人をさらに追及し、取り引きの全体像を炙り出す方針です。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿