2007年10月24日水曜日

青い街路灯に"効果"

札幌・中央区の住宅街に青い「街路灯」が設置されました。ある"効果"があるそうです。取材しました。青い光に包まれた札幌・中央区の住宅街―きのう、道内で初めて青い街路灯が設置されました。(近所の人)「前よりはすごく明るく感じます」「普通のよりはいい。前は暗かった。安心して歩けます」明るくなったと住民から歓迎された青い街路灯ー。実は、犯罪の発生を抑える効果が期待できるといいます。一体、なぜなのでしょうか?(北大脳科学研究教育センター・川端康弘准教授)「青は空とか海の色で多少鎮静的でクールダウンする印象を与える」青色街路灯は去年、広島県・広島市の一部にも設置されました。青色に変えてから車上狙いやひったくりなどの犯罪発生件数が25件から7件に減ったという地元からの報告もあります。奈良県や愛知県などでも設置され、全国に広がっています。昨夜から導入した札幌・中央区の住宅街ではひったくりや空き巣などが今年は32件発生していて、町内会が、およそ60万円かけて青色街路灯の設置に踏み切りました。(西創成第3町内会・佐藤源五郎町内会長)「自分たちの身は自分で守るというような社会認識になっている。お金のことは言ってられない」ところで、「街路灯が青いと、犯罪を抑制する」という科学的根拠はあるのでしょうか。(北大脳科学研究教育センター・川端康弘准教授)「我々が色に対して持つイメージというのは、日常的な経験を通して学習されてきたもの。人によって違う印象をもつことも考えられる。実際に試してみないとわからない」青い街路灯が、住民の安全に一役買うことを願いながら町内会では今後、実際の効果を検証することにしています。

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