昨年十一月に十勝岳連峰の上ホロカメットク山(一、九二○メートル)で四人が亡くなった雪崩事故を受けて、地元の上川管内上富良野町の山岳関係者らが主催した「雪崩事故防止セミナー」が九日から同町内で始まった。
地元や旭川、札幌などから登山愛好家ら三十人が参加。初日は雪崩から身を守る実践的な技術などを学んだ。
セミナーは上富良野冬期山岳事故防止委員会(会田圭治代表)が一泊二日の日程で開催した。九日は参加者が十勝岳連峰の登山口に位置する吹上温泉保養センター白銀荘で雪崩が起きるメカニズムなどの講義を受講。近くの雪山で雪に埋まっているビーコン(電波発信器)を探し出す訓練などにも取り組んだ。
冬山の事故防止活動をしている札幌などの団体のメンバーも講師を務めて訓練を指導。会田代表は「事故を起こさずに山を楽しむためにも登山愛好者の技術が向上してほしい」と話していた。
(北海道新聞より引用)
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