北海道銀行は二十五日から、証券会社の委託を受けて個人向けに外債や仕組み債の勧誘・仲介を行う「金融商品仲介業務」を拡大する。より大きなリターンが望めるこれらの商品は、都市圏以外の富裕層でもニーズが高まっており、同日から羽幌支店や木古内支店など十四の店舗でも取り扱いを開始する。これにより渉外担当を置く道内七十九の本支店すべてで仲介業務を行うことになる。
海外で発行される外債や、一般債券にデリバディブ(金融派生商品)の仕組みを組み込んで大きなリターンを狙う仕組み債は、すでに銀行販売が定着している投資信託と比べ、大きな見返りを期待できる。その分、リスクも高く、投資金額の単位が大きいのが特徴だ。
道銀は二○○四年から仲介業務を始め、現在は六十五店舗で行っている。札幌など都市圏を中心にこうしたリスク商品のニーズが高まる一方、町村部の顧客に対しては担当者が札幌から不定期に出向くしかなく、購入のタイミングを逸するケースもあったという。
このため、羽幌、木古内のほか寿都、早来、白糠、追分、長沼など渉外担当がいる地方支店全店に業務を拡大。勧誘や仲介の機動力を増すことで手数料収入の底上げを狙う。
(北海道新聞より引用)
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