2007年12月31日月曜日

おぼろづき、高値でも人気 店頭価格1割上昇 コシヒカリ逆転も

道産高級ブランド米「おぼろづき」が絶好調だ。従来の道産米になかった強い粘りと、柔らかな食感が受けている。全国的なコメ余りで本州産米の価格が昨年より二割程度下がる中、おぼろづきは品薄感も手伝い、逆に約一割上昇。店頭価格が全国的ブランド「新潟コシヒカリ」を上回る小売店が出ても、前年並みの売れ行きを維持している。
 おぼろづきは品種改良を重ね、二○○五年に販売を始めた「最高級」の道産米。今年の作付け面積は空知管内を中心に、昨年(約千七百ヘクタール)の約二倍に増やしたが、それでも道内全体の約3%と少なく、ほぼ全量が道内販売だ。
 小売店では昨年、発売後約四カ月で売り切れる人気だったため、今年は昨年より約一割高い店頭価格を設定した。
 札幌市東区のホクレンショップ四九条店は、年末商戦で「八十九」(おぼろづきのホクレン商品名)が五キロ二千二百円前後なのに対し、最も安い新潟コシヒカリは十キロ四千円前後。おぼろづきの方が高いが、「売れ行きは新潟コシヒカリの二倍近い」(同店)という。
 札幌市白石区の大手スーパーでも、おぼろづきが五キロ二千百八十円に対し、最も安い新潟コシヒカリは同千九百八十円と二千円を切っている。
 新潟コシヒカリはコメ余りの影響で、値下げしない従来方針を改めざるを得ず、おぼろづきの次に価格の高い道産米「ふっくりんこ」と、ほぼ同じ価格帯で販売する小売店も出ている。
 道産米人気は全国の注目も集め、新潟県の農協関係者が十二月中旬、ホクレン本所(札幌市中央区)、きたそらち農協(深川市)を視察。道産米の好調さの理由を探っていった。
 ホクレン米穀部は「高い評価はうれしいが、現在の価格を維持していくため、品質面などで、今まで以上に努力していきたい」と話している。

(北海道新聞より引用)

2007年12月26日水曜日

曽田異例3年契約 西谷は1850万円

5選手の契約更改交渉が25日、北海道フットボールクラブ(HFC)事務所で行われ、DF曽田雄志(29)が前回提示から100万円増の1800万円でサインした。MF西谷正也(29)は微増の1850万円でサイン。MF鈴木智樹(22)、MF上里一将(21)は500万円でサインしたが、期限付き移籍も希望した。FW相川進也(24)は50万円減の700万円を保留した。  曽田がヘディング日本一を誓った。“銭闘”を宣言していた曽田が2回目でサイン。そしてこの年齢では異例の3年契約。「だいぶ良くしてもらったんで、サインするだけでした」と提示額にも満足そうだ。札幌の強化部とは1回目の後にも電話で下交渉を行ってきただけに、条件にも不満はなさそうだ。  気持ちは来季に向いている。この日は交渉後、札幌ドームのジムで約2時間の自主トレを行った。「まず残留すること。周りからいい選手と思われるプレーをしたい」  持ち味はやはり高さ。日本代表の中沢(横浜M)、闘莉王(浦和)など、日本屈指のヘディングの強さを誇る2人にも、真っ向勝負を挑む。「楽しみです。J2でいくら大きい選手に勝っても何も言われない。いつもうまくいくわけじゃないけど、最善を尽くしたい」と頭では負けないことを誓った。  西谷も1850万円でサイン。「浦和とはやりたくない。ブーイングされるから(笑)」と冗談めかしたが、すでに20日からトレーニングを始めている。「けがをしないような体をつくりたい」と、好きな酒もしばらくは封印。J1への準備を着々と整えている。

(北海道新聞より引用)

2007年12月19日水曜日

重度外傷センター開設へ 札幌東徳洲会病院 ロシア企業、要請

医療法人の徳洲会グループ(本部・東京)は来年四月、札幌東徳洲会病院(札幌市東区)に、脳外科など重傷の救急治療を行う外傷センターを開設する。センター整備を進める同グループが、ロシアの政府系天然ガス会社「ガスプロム」の医療支援要請にも応じた計画。一般の救急患者のほか、サハリンからの救急患者も受け入れる予定だ。
 当面は現在の施設を利用し、来年五月から同病院隣接地に鉄筋コンクリート五階建て、延べ床面積四千平方メートルのセンター専用施設を増築。二○○九年春に移転する。新施設には初期治療室、準集中治療室、専用病棟(二十二床)を設ける。事業費は十億円以上の見込み。
 センター長は札幌徳洲会病院(同白石区)で、外傷医療を担当する土田芳彦医師が併任。脳外科や胸腹部外科などの応援を受け、六人程度の体制でスタートする。外来診療は行わず、移転後はスタッフを増員する計画。
 同グループは今年四月、札幌徳洲会病院に、主に手足のけがを治療する「北海道外傷・マイクロサージャリー(微小血管外科)センター」を開設。外傷患者を二十四時間受け入れ、治療からリハビリまで行う、道内初の施設だが、脳外科や心臓外科の専門医がおらず、重いけがにも対応するため、同病院の新築移転でセンター整備を計画していた。
 十一月にガスプロム社が、サハリンで進めている「サハリン2」などの天然ガス採掘現場で、けが人が発生した場合の収容先として、同グループに支援を要請。脳外科医などが常駐し、施設整備に時間がかからない札幌東徳洲会病院へのセンター設置を決めた。
 同グループは将来的に、サハリンなどロシア国内で同社が建設した医療施設の運営も要請されており、来年三月に同社と正式契約を結ぶ予定。
 同グループの能宗克行事務総長は「東徳洲会病院では、過去にもサハリンから地震被災患者を受け入れ治療した実績がある。センター整備で外傷医療のノウハウを蓄積し、ロシア人医師の外傷医療教育施設としても活用したい」と話している。

(北海道新聞より引用)

2007年12月14日金曜日

南るもい農協産「ななつぼし」を独占販売 イオン北海道

イオン北海道(札幌)は十四日から、今年の全国食味分析鑑定コンクール品種別部門で二年連続金賞に輝いた南るもい農協(留萌)産「ななつぼし」を独占販売する。同社は「地産地消のため高品質な道産米を積極的に販売していきたい」と話している。
 南るもい農協産「ななつぼし」は十一月下旬に島根県で開催された同コンクール「ななつぼし・つがるロマン・おぼろづき・ほしのゆめ」部門で、全国から出品された約百銘柄の中から大和納華(旭川)の「おぼろづき」とともに最高賞を獲得した。
 イオン北海道は「ポスフール」や「ジャスコ」など道内全三十店舗で取り扱い、十キロ三千二百八十円、五キロ千六百四十円で約十五トン販売する。昨年のコンクール総合部門で金賞に輝いた美唄産「おぼろづき」が札幌の百貨店などで完売しており、「南るもい農協産『ななつぼし』も数日で完売するのでは」と期待している。

(北海道新聞より引用)

2007年12月13日木曜日

1坪に広がる無限の世界 札幌のギャラリー好評

広さ一坪(三・三平方メートル)にも満たない小さなギャラリー「ニュースター」(札幌市中央区南三西七)の利用が好調だ。札幌軟石の壁が迫る狭い空間が、写真や美術など若手作家の発表の場となっている。
 ギャラリーは、築八十年を超える木造二階建ての一部を活用。同所で美容院「華宮(かみや)」を経営する金田敏晃さん(49)が「美容とは全く違うこともやってみたい」と、店舗横の勝手口部分を整備し七年前から貸し出している。
 三人も入ればいっぱいとなるスペースだが、歴史を刻んだ石壁自体が“アート”ともいえる独特の空間に、作品を持ち込む若者が絶えない。
 貸し出しは二週間単位で、無料。作品の売買も本人に任せている。「小さなギャラリーから、自分の世界をどう広げていくか考えてほしい」と金田さん。問い合わせは同美容院(電)011・281・2909(担当・渡辺さん)へ。

(北海度新聞より引用)

2007年12月12日水曜日

DC旭川が連覇、全国大会出場へ フットサル道大会

 フットサルの第13回全日本選手権道地域大会は8、9の両日、苫小牧市総合体育館で予選リーグと決勝トーナメントを行い、DC旭川が決勝でコリーダ・デ・トロス(札幌)を6-3で下し、2連覇を達成した。決勝に進んだ両チームは来年2月29日から神戸市などで行われる全日本選手権に出場する。

(北海道新聞より引用)

2007年12月10日月曜日

客引きVS道警 ぼったくり攻防激化 ススキノ

札幌・ススキノのぼったくり店の客引きが、警察の摘発を逃れようと、路上で客を誘った後、途中で別の客引きに引き継ぐ新たな手口を使い始めた。客をリレーすることで、安い料金を提示した最初の客引きと店が無関係なことを装うのが狙いだ。これに対して道警は、長期間の内偵で店の客引き全員を割り出して一網打尽にする手法で対抗。今年はすでに過去最高の五十人を逮捕しているが、忘年会シーズンに入り、店と警察の攻防は一段と激しくなっている。
 ぼったくり店の捜査は、客引きが店に客を連れ込んだところに捜査員が踏み込み、道ぼったくり防止条例を適用して店長や客引きらを現行犯逮捕するのが一般的だ。客引きは、不当な料金の提示から店に連れ込むまでが犯罪行為の前提となる。
 しかし、リレー方式では、最初に声をかけた客引きと実際に店に連れ込んだ客引きが違うため、最初の客引きが「どんな店に行ったのかは知らない」としらを切り、連れ込んだ客引きも「値段の交渉の中身は知らない」と主張することで、摘発を逃れる可能性がある。
 札幌中央署が十一月末に摘発した店の経営者の暴力団員と客引きら七人は、リレー方式に加えて、客が警察に届け出ないよう四万円程度の比較的少額を請求する「プチぼったくり」と呼ばれる手口を多用。店外の監視役が店を出た客に付きまとい、「この辺はこんな相場だよ」となだめたり、怒りが収まらない客に一部を返金し、警察への通報を巧みに防いでいた。
 こうした手口の巧妙化に、札幌中央署も新たな手法で対抗する。三カ月近い内偵で、ぼったくり店と関係する客引き全員を事前に特定した上で一斉に逮捕する「一網打尽方式」で、五日までに五十人を摘発。ススキノに昨春、十数店あったぼったくり店は、数店に減った。
 ただ、道警などによると、ぼったくり店の売り上げは月五百万円前後、客引きの月収も三十万-七十万円に上るとみられる。同条例の罰則は「一年以下の懲役または百万円以下の罰金」と比較的軽いため、「逮捕覚悟で稼ぐ者もいる」(捜査関係者)のが実態で、客引きと警察のいたちごっこは当分、続きそうだ。

(北海道新聞より引用)

2007年12月9日日曜日

札幌北洋HD、貸出金シェア30%目標 2013年3月期に

札幌北洋ホールディングス(HD)は、傘下の北洋、札幌両行合併後の新銀行について、二○一三年三月期の道内貸出金シェアの目標を○七年三月期より5ポイントほど高い30%に設定した。北海道経済が低迷する中、企業への提案型による貸出金拡大を目指す。
 同HDによると、両行の今年三月末の貸出残高は約四兆四千億円で、道内シェアは25・6%。道銀など他行の残高の合計、シェアとほぼ同じだ。
HDの数値は、両行の経営統合直前の○一年三月末に比べれば残高、シェアともに伸びているものの、道内経済に回復の兆しが見られない中でさらにシェアを伸ばし、経営基盤を確立することが必要と判断した。
 具体的には、約七百社を対象に、私募債の発行や債権流動化や協調融資など、多様な資金調達方法を提案。商談会なども積極的に展開して、企業のビジネス拡大を支援する。
 また、日本航空、全日空などとのマイル自動移行サービスなど、クレジット機能付きICキャッシュカード「クロバー」のサービス向上による個人客囲い込みを強化。住宅ローンなどの個人向け融資も精力的に進めることにしている。

(北海道新聞より引用)

2007年12月8日土曜日

コープさっぽろ、幕別出店計画を断念 福原が土地建物取得

生活協同組合コープさっぽろ(札幌)が出店を計画していた十勝管内幕別町札内の土地と建物を、ライバルの食品スーパー道内最大手アークス(札幌)傘下の福原(帯広)が五日までに取得した。出店を断念し「モラルも誠実さもない」と憤る同生協に対し、福原は「法的に問題ない」と強調。道内各地で激戦を繰り広げるスーパーグループ同士の確執が深まりそうだ。
 同生協が十勝管内三店舗目として出店を計画していたのは、住宅街が広がる国道38号沿いの好適地。商業施設として使われている鉄骨二階建ての一階部分で、店舗面積約二千五百平方メートル。来春から改装し、来秋開店予定だった。約百メートル離れた場所に福原の店舗があり、道内二大スーパーグループの激突が注目されていた。
 土地と建物は、同所でかつて営業していた地元スーパーのオーケー(十勝管内音更町)が所有。関係者によると生協は十月、土地・建物貸借の基本合意書をオーケーと交わし、手付金も払った。
 ところが、生協の出店計画が明らかになって以降、福原がオーケーに土地・建物の取得を打診し、このほど売買契約を結んだ。福原は取得額を明らかにしておらず、建物の利用については今後検討する。オーケーは生協から受け取った手付金を返し、基本合意書に基づき違約金も払ったという。
 生協は「合意書が一方的に破棄され、社会の常識を逸脱している」(開発本部)とし、怒りが収まらない。改装工事の設計などに掛かった費用をオーケーに請求するとともに、福原に直接抗議することも検討する。さらに、同地域で別の候補地も探す方針だ。
 一方、福原は「この地域で生協と共存はできない」と説明。地元流通関係者は「生協の合意にも甘さがあったのだろうが、福原のやり方にも驚いた」と話す。
 コープさっぽろは三月、コープ十勝を吸収合併したが、十勝管内の店舗は帯広市の二店だけで二○一○年までに複数の新規出店を目指している。福原は同管内で二十店以上を展開している。

(北海道新聞より引用)

2007年12月7日金曜日

コンサドーレ優勝記念セール

コンサドーレ札幌のJ2の優勝とJ1への昇格を記念したセールが札幌のデパートではじまりました。札幌の丸井今井本店ではじまった記念セール。デパ地下にはコンサドーレのユニフォームの色にちなんだ赤と黒のスイーツが並びました。一方、コンサドーレのオフィシャルショップではほとんどの商品が2割引きとあって多くのファンが記念のTシャツなどを買い求めていました。この記念セールは丸井今井の、札幌本店と道内各店で6日まで開かれています。

2007年12月6日木曜日

早川工務店が業務停止

札幌に本社を置く中堅のハウスメーカー早川工務店が資金繰りの悪化で業務を停止しました。背景には、法律の改正で建築確認が厳しくなったことも影響しているようです。札幌・豊平区の早川工務店本社には事態を知った取引業者などが駆けつけていましたが、社屋に人の気配はなく、入り口には、業務を停止する旨の告知が貼られていました。(取引業者)「潰れると思っていなかった。予兆は聞いていなかったので」早川工務店は狭い土地でも有効活用できる3階建て住宅の分譲でここ数年急成長をとげ、今年2月期の売り上げは48億円を記録しました。しかしその陰で土地購入のための借金も急増し、財務内容を圧迫したと見られています。もう一つの要因とされるのが耐震強度偽装事件を受けてことし6月に改正された建築基準法です。早川工務店が得意とする3階建て住宅の建築確認の審査も厳密になりました。そのため注文から着工までの時間がかかり、資金繰りが行き詰ったというのです。(東京商工リサーチ・立花克則部長)「(法改正による着工遅れでの破たんは)他の都府県では例があるが道内では初めてのケース。ハウスメーカーや工務店の中には受注を維持できず破たんするケースも出てくる」早川工務店は事業を継続するかどうかの判断は弁護士に委ねるとしています。

2007年12月5日水曜日

睡眠薬を飲ませ少女に性的暴行

15歳の少女に睡眠薬を飲ませ札幌のホテルに連れ込み性的暴行を加えた容疑で31歳の元暴力団員と16歳の少女が逮捕されました。男は、自分が経営していた札幌のデートクラブに所属していた15歳の少女に対し生意気なので、懲らしめようと思い暴行したと、容疑を認めているということです。