2007年11月7日水曜日
石狩通り魔事件、男に実刑判決
札幌と石狩市で女性が襲われた通り魔事件の裁判で、札幌地方裁判所は、無罪を主張した被告の男に実刑判決を言い渡しました。判決の決め手は、何だったのでしょうか。殺人未遂の罪に問われていた石狩市の山崎弘義被告(27歳)。山崎被告は、去年9月と10月、札幌・北区と石狩市で、帰宅途中の見知らぬ女性を殺害しようと、頭などを刃物で刺したとして、逮捕されました。動機は、交際していた女性に振られた腹いせだったと、一時は罪を認めた山崎被告でしたが・・・(山崎弘義被告)「現場にはいなかった。やってない」山崎被告は裁判の段階で、「自白は警察に強要された」などと無罪を主張したのです。迎えた今日の判決。(横内記者)「裁判の争点は、山崎被告が犯人かどうかに絞られました。裁判所が注目したのは、被告の車に残されていた血痕と、現場近くに乗り捨てられた自転車でした」札幌地裁は、血痕のDNAが被害女性のものと一致したことや自転車から山崎被告の指紋が見つかったことなどから、山崎被告の犯行と認めました。その上で、「あまりに身勝手で理不尽な犯行」と、山崎被告に懲役18年の実刑判決を言い渡しました。
2007年11月1日木曜日
消防士2人死亡「早い火の手にのまれ・・・」
想をはるかに超える早い火の手が、消火にあたっていた2人を飲み込みました。2人の消防士が命を落とした美唄市のビル火災ー。現場では、いったい何が起きていたのでしょうか?(佐藤賢治消防長)「2人の死を絶対に無駄にしないようお願致します」けさの美唄市消防本部ー。沈痛な面持ちの消防長、涙をこらえきれない隊員たちー。最前列には、2人の消防士の遺影がありました。信頼の厚かった北清幸司さん、そしていつも笑顔を絶やさなかった山岸信貴さんです。火事はおととい夕方、市の中心部で起きました。空きビルの3階から出火、火は建物全体を飲み込んで、4時間に渡って激しく燃え続けました。(現場にいた男性)「火は隣の靴屋も延焼している」ビルでは当時、看板の撤去作業が行われていました。火事の通報を受けて現場にいち早く駆けつけたのが、北清さんと山岸さんの消防隊でした。空気ボンベをつけた2人は建物の3階に駆け上がって、初期消火を開始ー。しかし、火は瞬く間に燃え広がって3階の床が焼け落ちました。2人も2階に落下して、ガレキの下敷きになったとみられています。死因は焼死でした。(美唄市消防署・清水史夫署長)「(別の隊員が)空気ボンベを着装して建物の中に戻ってきたとき2階までは行けたが3階には熱気で上がれなかった。私たちも経験したことがない急速な炎の拡大だった」わずか数分で拡大した火災ー。近くにいた住民が撮影した映像です。建物が激しい炎に包まれて、一瞬で崩れていきました。(金澤記者)「建物の奥側は増築されて鉄筋が残っているが、手前側は昭和初期に建てられた木造で、何も残っていない」現場では看板の撤去にあたっていた作業員を立ち合わせて、きょうも出火原因の調査が進められました。警察は、作業の際に使われていたバーナーの火が建物に燃え移ったとみています。
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